切ったり貼ったり、紙をいじることが好きです。
いつか版画で絵巻物をつくりたいと思い、
ただいま表装の勉強をしています。
表装はおどろくほど奥が深くて、細かい作業がもりだくさんです。
表装はおどろくほど奥が深くて、細かい作業がもりだくさんです。
紙をいじるのが好きなものとしては、ビョウキな作業にこころ満たされます。
水の加減や乾く時間を上手に扱う作業でもあります。
しょうふ糊もうすいものや濃いものを使い分けたりします。
水の加減や乾く時間を上手に扱う作業でもあります。
しょうふ糊もうすいものや濃いものを使い分けたりします。
刷毛も糊の加減にあわせて存在します。
濃い用、うすい用とか。
はじめに刷毛を水で湿らせるのですが、
プロは湿らせる時間をお天気で敏感に判断するようです。
そういう職人話を聞くのも楽しいです。
たまに巨匠のようなおじいちゃん(大先生?)がきて、
見本をみせてくれるのですが、
老眼のはずなのに指先はすごいのです。
ピタッとテキカクにあうのです。
指先の感覚で覚えているんでしょう。
ああいう感じ。いーなー職人わざ。
ああいう感じ。いーなー職人わざ。
表装は、
水墨画とか日本家屋もそうだけど、
水の存在がすごーく重要で、
なにやら肌で、日本の風土の中で育まれてきたことを感じることができます。
日本は水なのですよ。
おおげさにいうと水と木でできているな。(オヤッ。なんだかカッコイイこと、、)
そうそう、軸も着物も日本家屋も、
分解してまた再生できるのもすごいところ。だな。
そして、まだまだ細かいうっとりする技が登場します。
分解してまた再生できるのもすごいところ。だな。
そして、まだまだ細かいうっとりする技が登場します。
福林定規(これの使い方感動なのだ!)というものでスジを均一につけたり、
軸のはじっこに和紙のケバケバだけをつけて補強したり、
イボタという蝋で蝋びきをして、
数珠のような道具で軸をしなやかにするために裏からなめしたり、
あげればキリがないのですが、
尺や寸にもなかなか慣れず、そんなこんなでまだまだ初心者です。